富山鹿島町教会
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テレホンメッセージ

「救いの歴史」(78)

 主なる神様とイスラエルの民との契約に伴って与えられた十戒についてのお話をしています。ここで、出エジプト記第20章1〜17節に記されている十戒の全体を読んでみたいと思います。

 神はこれらすべての言葉を告げられた。
 「わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。あなたはいかなる像も造ってはならない。上は天にあり、下は地にあり、また地の下の水の中にある、いかなるものの形も造ってはならない。あなたはそれらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならない。わたしは主、あなたの神。わたしは熱情の神である。わたしを否む者には、父祖の罪を子孫に三代、四代までも問うが、わたしを愛し、わたしの戒めを守る者には、幾千代にも及ぶ慈しみを与える。あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。みだりにその名を唱える者を主は罰せずにはおかれない。安息日を心に留め、これを聖別せよ。六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。六日の間に主は天と地と海とそこにあるすべてのものを造り、七日目に休まれたから、主は安息日を祝福して聖別されたのである。あなたの父母を敬え。そうすればあなたは、あなたの神、主が与えられる土地に長く生きることができる。殺してはならない。姦淫してはならない。盗んではならない。隣人に関して偽証してはならない。隣人の家を欲してはならない。隣人の妻、男女の奴隷、牛、ろばなど隣人のものを一切欲してはならない。」

 さて前回は、この十戒の前文である、「わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である」という文章がとても大事であることをお話ししました。主なる神様の救いの恵みを受けたイスラエルの民が、その神様に対して、またお互いどうしの間で、どのように生きるのかを語っている言葉が十戒なのです。次回からその内容について細かく見ていきたいと思います。

牧師 藤 掛 順 一
[2002年6月10日〜6月23日]

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